風邪、インフルエンザ、発熱、頭痛、めまいなど一般的な内科疾患や症状から、
生活習慣病(脂質代謝異常症:高脂血症、糖尿病、痛風:高尿酸血症など)、肝臓疾患、胃腸疾患など、
幅広く診察いたします。
生活習慣病は、誰にも起こりうる年齢や生活習慣から生じる病気です。
脂質異常症・糖尿病・高尿酸血症などの生活習慣病に対して、循環器専門医からの視点で治療するとともに、
その合併症についても注意を払い、検査を行いながら診療していきます。
脂質代謝異常症(高血圧症)とは、血液中の悪玉コレステロ―ルの上昇や、善玉コレステロールの低下、
中性脂肪が増加している状態のことをいいます。
放置してしまうと、増えた脂質が血管の内側に蓄積することにより動脈硬化が進み、
心筋梗塞・脳梗塞・血管病を引き起こす原因となっていきます。
心臓病と脳卒中は、日本人の死亡原因の上位に位置する疾患です。
その原因の多くが動脈硬化であり、この動脈硬化の進展予防と定期的な検査による早期発見は非常に重要です。
動脈硬化は年齢とともに進行しますが、様々な危険因子によって進行がさらに早くなるため、
危険因子をできるだけ避けて進行のスピードを遅らせることが重要です。
高血圧とともに脂質異常症の治療をすることで、心臓病と脳卒中の前兆である動脈硬化を予防することができます。
自覚症状がなくても、このような点を念頭に置きながら早めに対策を立て治療を始めることで、
健康を維持していきましょう。
糖尿病は患者数が増え続けており、症状が悪くなると神経障害・網膜症・腎症をはじめとした様々な合併症が現れます。当院では、患者さまの糖尿病の状態に合わせた治療法を検討し、患者さまと一緒に考えながら、ライフスタイルに合わせたきめ細かい治療をご提案させていただきます。
血糖値、ヘモグロビンA1c(グリコヘモグロビン)などを測定し、治療方針を決定いたします。高血糖な状態、ヘモグロビンA1cが高値でインシュリンの導入が必要な場合は、専門医への紹介も行い、患者様にあった治療方法を提供いたします。
また、糖尿病に伴う合併症の評価も行います。糖尿病の初期においては、健康診断などで「尿に糖がでている、血糖値がやや高い」と指摘されることがあっても、そのころはまだ自覚症状のない方がほとんどです。
この状態を数年放置すると、持続的な高血糖によって全身の血管が障害され、合併症による症状が出現することがありますので注意が必要です。
定期的な検査と生活習慣の見直し、お薬による治療など、患者さまご自身と一緒に考えながら、実行可能で継続できる治療を進めていきたいと思います。何より糖尿病のコントロールを改善することが、怖い合併症を出さないために必要です。
尿酸は栄養価の高い食事や飲酒などで増える物質です。
この尿酸が高い状態が続くと関節炎をきたします。
よく知られているのが足の親指のつけ根が痛くなる症状で、これが風が吹いても痛いということで
「痛風」と呼ばれています。
症状が進行すると腎機能が悪化して腎不全となり、透析が必要になることもあります。
高尿酸血症は、他の生活習慣病を合併することも少なくありません。
高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満と合併し、動脈硬化の原因となります。
当然、様々な心臓病や血管病を引き起こしますので、治療が必要です。
肝臓は、体内で重要な働きを担っているにもかかわらず、自覚症状が出るのが遅いため、
「沈黙の臓器」と呼ばれています。
食べ過ぎや飲み過ぎによって肝臓に中性脂肪やコレステロールが溜まってしまう「脂肪肝」や、
「アルコール性肝障害」、「非アルコール性脂肪性肝疾患」などの診断と治療を行っております。
また、ウイルス性肝炎である「B型肝炎」、「C型肝炎」などの治療も行っております。
※ウイルス性肝炎の治療は、医療費助成制度の適応がありますのでご相談ください。
食道・胃・腸などの消化管の疾患としては、食道がん・胃がん・大腸がんなどの悪性腫瘍、ポリープなどの良性腫瘍、
逆流性食道炎・急性胃腸炎・胃潰瘍などの炎症性疾患などが挙げられます。
これらの疾患は、胃の痛み・胸やけ・呑酸(どんさん)・胃の膨満感・食欲不振・おう吐・腹痛・便秘・下痢・下血など、
様々な症状を引き起こすことがございますので、少しでも気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
花粉症とはスギやヒノキなどの植物の花粉が原因となってくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどの不快感、全身倦怠感などの症状を起こすアレルギー疾患です。
経口薬(飲み薬)、点鼻薬(鼻噴霧用)、貼付薬(貼り薬)、点眼薬などで治療を行います。時期や症状によって効果的なお薬の種類は異なります。毎年の症状の出方や生活スタイル、現在の症状に合わせて患者様に適切なお薬を処方致します。
症状がでる2週間程度前(症状が出る前)、もしくは症状が軽いうちから治療を始めることを初期療法といいます。
<初期療法で期待できること>
・症状の発現を遅らせる。
・飛散量の多い時期の症状を軽くする。
結果、処方される薬の量を少なくする事ができるので、花粉症にお悩みの方は早めにご相談ください。
切り傷ややけど、咬傷などのちょっとした外傷から、粉瘤(アテローム)等の小さな腫瘤の切除などを行っております。
小さな傷でも適切に処置をしないと症状が悪化することがあります。
感染症のリスクを防ぐためにも、お早めにご受診ください。
なお、診察により、より専門的な治療が必要だと判断した場合には、専門の医療機関をご紹介いたします。